病気の子を預けてでも働いた葛藤と、小さな幸せ

子供を預けて働く日々、自転車、節約子育て

病気の子を預けてでも働いた葛藤と、小さな幸せ

別居を決意し、母として子どもたちを守るために歩み出した私。
でもその道のりは、想像していた以上に厳しく、心が折れそうになることの連続でした。

「子どもが熱を出しても、仕事は休めない」
そんな現実に直面しながらも、私は働き続ける道を選びました。

この記事では、病気の娘たちを預けてまで働いた葛藤と、
その中で見つけたかけがえのない「小さな幸せ」について、私自身の体験をもとにお話しします。

病気の娘たちを預けて働く葛藤と、それでも進んだ日々

働く母の現実――病児保育に預けるという選択

別居後、自立に向けて仕事を始めた私は、現実の厳しさに直面しました。特に苦しかったのは、娘たちが病気のときでも仕事を休めなかったこと

小学校に上がるまでは二人で交互に熱を出し、毎週のように3人乗りの自転車で小児科に通っていました。始めたばかりの職場ではとても休みづらく、病児保育に預けて出勤するしかない日も多くありました。

泣きながら私のあとを追ってくる娘たちを振り切って、保育施設に預ける朝。後ろ髪を引かれる思いで自転車をこぎながら職場へ向かうたび、胸が締めつけられるようでした。

それでも見えた、小さな幸せと自由

そんな苦しみの中でも、私は少しずつ心の平穏を取り戻していきました。

  • 言葉の暴力や脅しのない暮らし

  • 自分でお金を管理できる自由

  • 食材を買うお金を確保できる安心感

  • 未来を自分の手で切り開けるという希望

どれも当たり前のことのようでいて、かけがえのない幸せでした。
大変な毎日でも、その中に確かに光がありました。

離婚はすぐにはできないこともある

離婚までの道のりは、人それぞれです。
私のように別居期間が長引くケースも少なくありません。

調停や裁判に発展すると、どうしても時間がかかりますが、大切なのは「前に進む意志」だと思います。

どんなに遠回りに感じても、一歩ずつ進むことで必ず新しい日々は開けていきます。

まとめ:働くことは、自分と家族を守る力になる

ひとりで子どもを育て、生活を立て直すのは簡単ではありません。でも、「自分の足で立ち、子どもたちを守る」ことは、母としての誇りと希望につながります。

泣きながら出勤した日も、悩んで立ち止まった日も、今ではすべてが、自分を強くしてくれた大切な経験です。

そして、そんな日々を一緒に乗り越えてくれた子どもたちにも、心から感謝しています。

タイトルとURLをコピーしました