離婚調停、別居から離婚までの長い道のり
「離婚したいのにできない…」
別居してから離婚が成立するまでに約3年かかりました。
相手が離婚に応じてくれない場合、話し合い(調停)から、さらに裁判に進むことになりますが……
このプロセスって本当に長くて、つらくて、心がすり減るんですよね。
離婚調停の壁と、裁判のハードル
弁護士に相談して、まずは離婚調停へ
私も最初は弁護士に相談し、家庭裁判所に離婚調停を申し立てました。
でも、調停はあくまでも「話し合いの場」なんです。相手が「離婚したくない」と言えば、それで不成立になってしまいます。
そして私の場合も、やはり調停は不成立に。その後は、「裁判に進むかどうか」の大きな決断を迫られました。
調停期間は、不安とストレスの連続
調停をしている期間は、毎日が不安とストレスの連続でした。調停が行われるのは平日のみ。その度に月に一度会社を休み、電車に乗って彼の最寄りの裁判所まで1時間かけて足を運ぶ必要がありました。
調停員はあくまでも中立の立場。だからこそ、こちらの気持ちを十分に理解してもらえないと感じる場面もありました。
「本当に離婚できるのかな……」
「この苦しい状況、いつまで続くんだろう」
「子どもたちの将来は大丈夫だろうか」
先の見えない不安に、正直、心が折れそうになる日もたくさんありました。
裁判はさらに長期化する可能性も…
調停で決着がつかないと、次は離婚裁判です。でもこの裁判、思っている以上に大変で…
半年〜1年以上かかることが珍しくない
親権・養育費・財産分与など、争点が多いほど複雑化
相手が応じない場合、さらに時間と労力がかかる
私も当時は、経済的にも精神的にも余裕がなくて…結局、裁判までは踏み切れませんでした。
それでも弁護士さんが側にいてくれたことで、ほんの少しだけ心が救われたのを覚えています。
経済的な苦労と「婚姻費用の差し押さえ」
婚姻費用(婚費)は受け取れたものの…
離婚が成立していない間は、「養育費」ではなく、婚姻費用(いわゆる“婚費”)を受け取る権利があります。
しかし、それですらすんなりとは支払われず、なんとか婚姻費用差し押さえの申し立てを行い、当時彼の勤めていた職場を通じてわずかながら支払いがあったのが現実です。
子どもたちの生活費や育児に必要な費用をまかなうには、とても足りないものでした。
まとめ|長期戦を見据えて、備えと支援を
離婚までの道のりは、本当に人それぞれです。そして、調停や裁判に発展する場合は長期戦になることも。
だからこそ、私はこんな準備が大事だと感じました:
生活費などの経済的な備え
信頼できる弁護士や専門家に相談する
行政の支援制度をフル活用する
心のケア体制を整えること
お金の不安があっても、無料で相談できる支援制度があります。
たとえば「法テラス」では、法律の専門家に相談することができます。
焦らず、一歩ずつで大丈夫。
離婚という決断が、すぐに叶うとは限りません。でも、だからといって諦めないでほしいんです。
使える制度をうまく活用して、信頼できる人に相談して、あなた自身とお子さんの未来のために、少しずつ前へ進むことが本当に大切。
私自身、たくさん遠回りもしましたが…… 今は「前に進んできてよかった」と、心から思っています。