ナルシシスト(モラハラ)からの心の傷が癒えてる6つのサインとは?
離婚後や関係の解消後も、ナルシシスト(自己愛性人格障害)による心のダメージは深く残ります。
彼らのガスライティング(現実否定)、支配、操作によって一度自信や自己肯定感を失ってしまうと、そう簡単には元の自分に戻れる気がしませんよね。
でも、あなたの心は確実に回復に向かっています。その証拠となる6つの「変化のサイン」を紹介します。小さな変化を感じられたなら、それはあなたが少しずつ前に進めている証拠です。
自尊心がゆっくりと回復してきた
ナルシシストとの関係では「あなたは価値がない」と思い込まされるような否定的な言葉を浴びせられ続けます。
そんな中から抜け出したあなたが、少しでも「私って悪くないかも」「自分を大事にしていいんだ」と思えるようになったのなら、それは大きな回復のサインです。
✔「自分を否定しない」日が増えてきた
✔ 鏡を見て、以前より穏やかに自分を見られる
健康的な「境界線(バウンダリー)」が引けるようになった
ナルシシストは人の心に土足で踏み込むような言動をします。
でも今のあなたは、「これは言われたくない」「この時間は譲れない」など、自分の尊厳や感情を守るラインをはっきりさせられるようになってきていませんか?
これは回復の中でも非常に大切なステップです。
✔「NO」と言えるようになった
✔ 依存的な関係や、消耗する人間関係を避けられるようになった
感情の波に飲まれず、ストレスと上手に付き合えるようになった
かつてはちょっとした言葉に過敏に反応したり、思い出しては涙が出たり、不安で眠れない夜もあったかもしれません。
でも今、あなたは深呼吸をして気持ちを整えたり、感情に振り回されずに距離を取れるようになってきているのではないでしょうか?
✔ ヨガや呼吸法、日記などで感情をコントロールできる
✔ パニックが来ても「乗り越えられる」と思える自分がいる
操作されていたことに気づけるようになった
「私が悪かったのかな…」と責めていたことも、実は相手による感情操作(マニピュレーション)だったと気づけたとき、それは回復が進んでいる証です。
✔ あの時の言葉は“罪悪感を与えるため”だったと理解できる
✔ 似たような人に再び出会っても、冷静に距離を取れる
自分らしい趣味や時間を再び楽しめるようになった
ナルシシストとの関係にいると、自分の楽しみや自由な時間さえも制限されてしまいます。
でも、今のあなたは「昔好きだったこと」「気になっていた趣味」に手を伸ばすことができていませんか?
✔ 好きだった音楽や本に再び触れられる
✔「自分の時間」を取り戻せた感覚がある
信頼できる人との関係が築けるようになってきた
かつては「誰にも本音を話せない」「人間関係が怖い」と感じていたかもしれません。
でも、あなたが少しずつ誰かに気持ちを打ち明けたり、安心して過ごせる人と関係を持てるようになってきたなら、それは心が安心と信頼を再び学び始めているサインです。
✔ 「この人なら信じて大丈夫かも」と思える人がいる
✔ 一人じゃない、と思える時間がある
🌿 回復は少しずつ。比べず、焦らず、自分のペースで。
ナルシシスト(自己愛性人格障害)、モラハラとの関係による心の傷は、目に見えにくく、理解されにくいものです。だからこそ、気づかないうちに少しずつ進んでいる「回復のサイン」に、自分で気づけることがとても大切です。
あなたは確実に前進しています。たとえ3歩進んで2歩下がっても、「前に向かっている」ことに変わりはありません。
「あれ? 少し楽かも」「泣かない日が増えた」
そう気づいたら、あなたが確実に回復に向かえているサインなのです。
私自身、別居してから約5年が経ってようやく「少しずつ前を向けるようになった」と感じられるようになりました。その間、カウンセリングに通ったり、本を読んだり、自分なりにたくさんもがいてきました。それでも少しずつ、自分の感情を整理し、自尊心を取り戻し、「笑顔の時間」が増えてきたのです。
回復には時間がかかって当たり前。比べる必要はありません。あなたのペースでいい。今日より明日、少しでも笑顔でいられる時間が増えますように。
どうか、自分の幸せをあきらめないで。私もまだ道の途中ですが、一緒に前を向いて進んでいきましょう。
あなたは、一人じゃありません。