娘たちにガミガミ言ってしまう私

ガミガミいってしまう自分が嫌になる子育て

娘たちにガミガミ言ってばかりの毎日。笑顔で過ごしたいだけなのに

気づけば、口を開けばいつも娘たちにガミガミと否定的なことばかり言っている私。

本当は笑いたいし、楽しい時間を一緒に過ごしたいのに。
寝る前には毎日のように反省して、「明日はもう少し穏やかに話そう」と思うのに。現実はなかなか変わらない。

ふたり並んでスマホを見つめる娘たちの姿を目にするたび、「またか」とイライラが募って、
気がつくと怒り散らしてしまっている。

そして、そのたびにまた自己嫌悪…。

本当は、こんな毎日を変えたい

こんなふうに過ごしていたら、きっと娘たちはすぐに巣立ってしまう。

家を出て、自分の人生を歩み始めて、
一緒にごはんを食べながら「美味しいね」と笑い合ったり、
他愛もない話でゲラゲラ笑いあったりする時間は、あっという間に過去になる。

結婚して、家庭を持ち、子どもを育て、会えること自体が“貴重な時間”になっていく

そんな未来を想像すると、急に胸がぎゅっと締めつけられるような気持ちになる。
焦りと切なさと、ちょっとした孤独の予感と…。(篠原涼子か)

いづれは巣立つ我が子たち 

心配の裏側にある「愛情」と「自分の価値観」

スマホばかり見ている娘たちが、バカになってしまうんじゃないか。
目が悪くなるんじゃないか。
ネットで変な男にたぶらかされたりしないか。

そんなことばかりが頭をよぎってしまう。

「私のころはもっと本を読んだり、勉強したりしてた」そんな思いも出てきて、勝手に比較してはイライラして…。

でもきっとこれは「心配」と同時に、私の価値観を押しつけてしまっているだけなのかもしれない。

娘たちにこう言われたことがある。

「ママって、真面目な学生生活送ってきたから、のびのび遊んでる私たちに嫉妬してるんでしょ?」

ポケベル禁止、男女交際禁止、靴下三つ折り、髪は三つ編み…そんな厳しいルールの中で過ごした高校時代。でも、私はそれでも勉強が好きで、今思えばそれなりに楽しい青春時代だった。嫉妬ではなくとも、皆自分と同じような高校生活を過ごすべきだという強い価値観が自分の中に植え付けられているのかもしれない。

だからこそ、今、大切にしたいもの

思うようにいかない毎日でも、イライラして怒ってしまう日があっても、私はやっぱり、娘たちとの時間を大切にしたい。

彼女たちと笑って過ごせる今を、もっと味わいたいし、心から楽しみたい。

そして、娘たちを変えようとする前に、まずは私自身が変わることから始めたい。少しでも穏やかに、やさしい気持ちで接することができるように。私が変われば、家の空気も少しづつ優しく、あたたかく変わっていくかもしれない。

そして、私自身も少しずつ「楽しい毎日を生きる」ことを取り戻したい。

貴重な子供たちとの時間

読んでくださったあなたへ

もしかしたら、あなたも私と同じように
「わかってるのに怒ってしまう」
「もっと笑顔でいたいのにできない」
そんな思いを抱えているのかもしれません。

私も、今まさにその途中にいます。
理想と現実の間で揺れながら、それでも毎日をなんとかやりくりしている一人です。

だからこそ、もし少しでも共感してもらえたなら、「私だけじゃなかったんだ」って思ってもらえたら、嬉しいです。

完璧じゃなくていい。
ゆっくりでもいい。
一緒に、自分を責めすぎずに、前を向けたらいいなと思っています。

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