養育費調停当日の流れと元夫の主張「払わない」と言い張る元夫と、どう向き合ったか
いよいよ迎えた養育費調停の当日。
これまで何度も準備を重ね、気持ちも資料も整えてきたつもりでしたが、実際の場面では想像以上の“現実”が待っていました。
「多少は交渉になるかな」と思っていた私に突きつけられたのは――
「払わない」「払えない」の一点張りの態度でした。
今回は、私が経験した調停当日の流れと、相手とのやりとり、そしてそこで感じたことや乗り越え方について、リアルな体験をお話しします。
調停当日の流れ
調停は家庭裁判所で行われます。
私の場合は、午前中に指定された時間に到着し、受付→待機→調停室へという流れでした。
相手と顔を合わせたくなかった私は、事前に「別室対応」を希望。家庭裁判所では、申し出れば顔を合わせずに調停ができるよう配慮してくれる場合があります(※裁判所によって異なるので事前確認をおすすめします)。
彼の態度は「払わない」の一点張り
調停員からの話し合いが始まりましたが、彼の第一声は「払うつもりはありません」という一言。
理由としては:
自分も生活が苦しい
進学費用を払えないのであれば、別の学校に行かせればいい
母親(私)に渡すのが嫌だ
…など、正直なところ、耳を疑うような言い分ばかり。私は冷静を装いながらも、心の中では怒りと悔しさでいっぱいでした。
【冷静な対応】「感情ではなく数字と事実で話す」
そんな中でも、私が心がけていたのは、
「感情ではなく、数字と事実で話す」
ということ。
これまでに準備した高校進学にかかる費用の一覧
養育費算定表に基づいた希望額の根拠
家計状況や育児の実態
これらを資料で提出し、「子どもの希望する進学のために、最低限必要な金額であること」を調停員を通して丁寧に伝えました。
【相手が非協力的でも、意味はある】調停は「記録に残る」
相手が非協力的でも、調停を行う意味は大いにあります。
なぜなら、調停の場での発言や態度は、記録として正式に残るからです。
私のケースでは初回では合意に至らず、再度の日程調整となりました。
でも、「私がやるべきことはやった」と思えたのは、事前の準備と、感情に流されない冷静な説明があったからだと感じています。
【まとめ】「払わない」と言われても、あなたの行動は無駄じゃない
養育費の調停は、感情のぶつけ合いではなく、「子どもの権利」を守るための場です。相手がどれだけ理不尽でも、こちらの準備と対応が記録に残ることで、次の選択肢につながります。
だからこそ、言い返したくなる気持ちをグッとこらえて、資料と事実に基づいた主張をすることが大切だと、改めて実感しました。
あなたも、どうか一人で抱え込まないでください。
調停は、自分と子どもを守るための「第一歩」です。
【あなたへ】同じように悩む方に伝えたいこと
調停を前に不安な思いをしている方、まさに今調停の真っ只中にいる方へ。
あなたは一人ではありません。
養育費の調停は、あなたとお子さんの未来を守るための第一歩です。
少しずつでも大丈夫。今日を、あなた自身の前進の日にしてください。
【次回予告】
次回は、調停後の私の心境や、最終的にどんな決断をしたのかをお伝えします。