【養育費代行サービスは本当に得?】シングルマザーの私が申し込みをやめた3つの理由

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【養育費代行サービスは本当に得?】シングルマザーの私が申し込みをやめた3つの理由

離婚後に「養育費を支払ってもらえない」という現実に直面した方は少なくありません。
私もその一人です。

そこで一時期、「養育費回収代行サービス」に依頼しようかと本気で検討したことがありました。
でも、最終的には自分で家庭裁判所に調停を申し立てるという道を選びました。

この記事では、なぜ私が養育費代行サービスを利用しなかったのか、その理由と背景をわかりやすく解説します。これから養育費回収を検討している方の判断材料になれば幸いです。

養育費回収代行とは?

養育費回収代行とは、専門の事業者や行政書士、法律事務所などが、未払いの養育費を代わりに回収してくれるサービスです。定期的な支払い管理や、未払いが発生したときの催促・対応を行ってくれます。

一見、とても便利に見えますが、実際には注意すべき点も多くあります。

私が代行サービスを検討した理由

  • 相手と直接やり取りをしたくなかった

  • 法的知識に自信がなかった

  • 自分だけではどうにもできないと感じていた

  • 「手付金0円」と書かれていて、気軽に始められそうに見えた

ネットで検索していたときに、「初期費用0円・相談無料」という広告が目に留まりました。お金の負担が少なく、すぐにでも相談できるような印象を受けたのが、代行サービスに惹かれた大きな理由の一つです。

また、離婚調停の時、精神的にも疲弊した経験のある私は、「調停なんて一人では乗り越えられない」「誰かに代わってほしい」という気持ちがあり、代行というサービスに惹かれました。

養育費代行をやめた3つの理由

1. 回収できたとしても報酬が高い

養育費代行の手数料は、成功報酬型が多いですが、その割合は回収額の30〜50%前後が一般的。
仮に月4万円の養育費を回収できても、そのうち1〜2万円程度が手数料として引かれてしまいます。

これは、弁護士に依頼する場合よりもトータルで高額になる可能性があるとわかり、慎重になりました。

2. 代行=必ず回収できるわけではない

養育費代行サービスは、あくまで任意の交渉や通知、調査などが中心です。強制執行のような法的な回収力は持たないため、相手が無視すれば終わりというケースも多いと聞きました。

つまり、「お金を払っても効果がないかもしれない」と感じたのです。

3. 途中解約で違約金や追加費用が発生する可能性も

代行サービスを利用していても、交渉内容に納得できない場合や、調停・訴訟など他の方法に切り替えたいと思ったときに、契約の途中解約に伴う違約金や追加費用が発生するケースがあります。

しかも、こういった費用の詳細は契約前には分かりにくいことが多く、不安が残るポイントでした。

私のように「そもそも相手が養育費を支払う可能性が低い」と感じているケースでは、高いコストをかけてまで代行を依頼するメリットは薄いと判断しました。

養育費調停に切り替えてよかったと感じたこと

結果的に、私は家庭裁判所に養育費調停を自分で申し立てました。

調停は精神的にきつい部分もありましたが、

  • 手数料が安い(ほぼ無料)

  • 相手の主張も法的に記録される

  • 追加費用なし

という点で、「自分にとっては正解だった」と感じています。

まとめ:自分に合った方法を選ぶために

養育費回収代行には、使う人によってはもちろんメリットもあります。でも、サービスの中身をよく理解せずに飛びついてしまうと、かえって損をする可能性もあります。

自分の状況(相手の態度や支払い能力、精神的な負担など)をよく見つめたうえで、「本当にそのサービスが必要か?」「それに見合う価値があるのか?」を冷静に考えてみてください。

私の体験が、少しでもあなたの判断材料になれば嬉しいです。

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