モラハラ夫は「自己愛性人格障害(ナルシスト)」?
ナルシスト(自己愛性人格)とは、自分を過剰に良く見せたがり、他人をコントロールしたがる人のこと。**海外では “ナルシシスト(narcissist)”**と呼ばれ、モラハラの加害者に多いタイプとしても知られています。
この記事では、ナルシストの典型的な特徴と、ガスライティングという心理操作についてわかりやすく解説します。
私も長い間、このような関係に苦しみ、なかなか抜け出せなかった一人です。相手の巧妙な言葉や態度に惑わされ、まるで催眠術にかかっているように自分の感覚や判断力が曇っていく感覚を何度も味わいました。だからこそ、この記事では 私の経験も交えながら、ナルシストの典型的な特徴とガスライティングという心理操作について、わかりやすく解説したいと思います。
ナルシストの「完璧な顔」とその裏側
あなたは悪くない。自分の感覚を信じて
「私がおかしいのかな?」「全部私のせい?」そんなふうに自分を責めてしまった経験はありませんか?
ナルシスト(自己愛的な人)は、魅力的な外面とモラハラ的な裏の顔を使い分ける天才です。外では誰からも好かれる「理想的な人」に見える一方、家庭内では平気であなたを傷つけ、自信を奪っていきます。
でも、あなたはおかしくありません。あなたは正しい感覚を持っています。
ナルシストはなぜ「完璧な人」を演じるのか?
ナルシストは、他人からの賞賛や評価をなによりも求めます。そのため、表向きはとても魅力的で親切、頭が良さそう、人当たりが良いといったイメージを作り上げます。
しかしそれは外向けの「仮面」。家に帰ると、その仮面は外され、攻撃的な態度や支配的な言動が現れるのです。
ガスライティングとは? 〜あなたを「自分でおかしい」と思わせるテクニック〜
ガスライティングとは、心理的な操作の一つ。相手に**「自分の感覚や記憶は間違っている」と思わせる**ことで、支配しやすくする手法です。
たとえば:
「そんなこと言った覚えはないよ」
「君は物事を大げさに考えすぎだ」
「おかしいのは君のほうだよ」
このような言葉を何度も浴びせられると、次第に自分が悪いのかもしれないと思い込み、自信を失ってしまいます。
「私が悪いのかな?」と思った時こそ注意
ナルシストのこの表と裏のギャップによって、あなたはますます混乱します。
外では絶賛されている相手だからこそ、あなたは**「私がおかしいのかもしれない」**と自分を疑ってしまうのです。
でも、それはナルシストの作戦。あなたの感覚は正しいし、あなたの感じている違和感は真実です。
自分を信じて。支配から抜け出す勇気
大切なのは、自分の直感や感覚を信じることです。
「なんだかおかしい」
「これは私が悪いわけじゃない」
そう思った時は、その感覚を大切にしてください。
ナルシストの支配から抜け出すには、情報を集め、自分を守る準備を整えることが重要です。信頼できる人に相談したり、モラハラ・ナルシストについて学ぶことで、心の整理が進みます。
まとめ 〜あなたはおかしくない〜
ナルシストは巧みに「完璧な外の顔」と「家での支配的な顔」を使い分けます。そのギャップに苦しむのはあなただけではありません。
ガスライティングにより、自分を責めたり疑ったりしてしまうかもしれませんが、あなたは正しい感覚を持っています。どうか自分を信じて、少しずつでも自分を守る行動を取っていってください。